思えばマウス操作が気持ちよかったのは解像度が800DPI位のころだったと思う。私の使い方では。まあ最初になれたものが一番になるというだけの話かもしれない。
しかし現在のマウスは1000DPIとか1200DPIとかで、ゲーム用となると2500DPIとかである。
これがとういう事を起こすかというと、感覚的には今まで800DPIで操作していた感覚で1000DPIのマウスを使うと2割増、1200DPIだと3.3割増多めにマウスポインタが動くということであるな。
得に問題となるのは2000DPI以上のゲーミングマウスとなると、800DPI時代より3倍動くということである「シャア専用かよ!」ということだ。
細かい作業が多いデスクトップOSで、これは大不快である。
例えばテキストの選択とかセルの選択とか、ダイアログ上のチェックにポイント、小さいドロップボックスにポイント。ストレスフルフルである。
こういう場合は解像度を自分が快適だったDPIに落として使う。自分の場合は800DPIだ。
先ず
xinput --list
を実行してお目当てのマウスを探し、IDを得る。
Hogetech XXXX Optical Gaming Mouse id=17 [slave pointer (2)]
IDは17だ。
そのマウスのDPIはどこかで調べて。自分はメーカーサイトで。ここでの例では2500DPIとする。
800DPIに近づけたいので近い833DPIにしてみる。2500DPIを3で割ればよい。
次のコマンドでその”3″をセットする。
xinput --set-prop 17 "Device Accel Constant Deceleration" 3
これで完了。(一時的には)
あとの細かい設定はコントロールパネルにあるマウス設定ダイアログで行う。これでかつての快適なマウス環境が得られる。
以上は一時的な対策だ。続いて永続化させる。KVMでPCの切り替えをすると設定が戻ってしまうのはこのため。
/etc/X11/xorg.conf.dや/usr/share/X11/xorg.conf.dにファイルを作成し、Xの起動時に読み込ませる。逆にXを起動した状態で徐々に設定を詰めるということはできないということだな。あーつかえね
例
/usr/X11/xorg.conf.d/99-mouse.conf
Section "InputClass" Identifier "My Mouse" MatchIsPointer "yes" Option "Constant Deceleration" "3" EndSection
その後Xを再起動する。display managerを使っているときにはそれをkillすると良い。
上記設定例の場合、すべての接続したマウスにDPI調整が効いてしまうので、特定のデバイスに限定したい場合はフィルタをかけること。(これはまた後日)
追伸
ゲーミングマウスはDPIの変更スイッチがついている。そこで下げればOKだったorz
ところでLogicoolさんのマウスのゲーミングマウスのデフォルト値の一つは800DPIで、1000DPIとかがない。マウスメーカーは800DPIがベストの一つなのを分かっているってこと?ニヤリ